"ザリガニ・リターンド"
2006.7.3 二度の越冬を果たしたザリッチョーネが逝き、最年長と思われしザリーも後を追うように逝ってしまい、我が家のザリガニ・アパートメントも終いかと思い気や、あらたなメンバーがフレッシュな住宅と共にやって来た。それは愛猫のピンキーちゃんを動物病院に連れていった時の事。骨肉腫の疑いをかけられていたピンキーちゃん、料理人の神田川俊郎似の院長先生が入念に診察したあとに一言「大丈夫だね」と申された。ホッと胸をなでおろす植田家一同であったが、一人だけ素っとぼけていたのが我が愚息。事の重大さが判らず「うま味のない外出だわい」とボーッとしておった。そこに気づいた神田川先生が「坊主、ザリガニ欲しいか?」「うん」「じゃあパパに飼い方教えとくから、これ持ってけ」と傍らのザリガニ入りのペットボトルを手渡した。オー、グレイト!このペットボトル・ハウスが素晴らしく、シンプル・アンド・フレキシブルでパパも大感激。写真を見て頂ければお分かりかと思いますが、ペットボトルの上部側面にザリガニが入れる位のコの字型の切り込み窓が開けてあって、ここからザリガニを入れ、エサもここから入れる、と共に空気孔にもなっている。水の入れ替えはペットボトルのフタを外して行うので、ザリガニを入れたままで清掃が出来るようになっている。経過本当に汚くなったらカッターでペットボトルを壊し、ザリガニを取りだして、新しいペットボトルに引越しすれば良い。一見狭くてかわいそうな気もするが、壁が透明なので閉塞感もなく、無駄歩きしなくて良い分だけ長生き出来る、というクワガタ方式が採用されているスグレモノだ。当然持ち運びにも便利なので、暇なときには食卓に持ってきて、ザリガニの観察をしながらダージリンで一服、などとオツな事も出来る。「ザリガニはもういいでしょ」と思っていたが、このスーパー・ハウスが嬉しくて「ください!下さい!」と頂いて来た。おまけにその時の神田川先生のザリガニ飼育のポイントを記しておこう。「第一に、常に水をきれいにしておくこと。水が汚れていると死にます。次に、エサをやりすぎない事。一ヶ月位エサをやらなくても死にません。逆にやりすぎて水が汚れると死にます。以上」勉強になりましたね。
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