JOHN CASSAVETES: WORKS

CASSAVETES: PROFILE/INTRODUCTION

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JOHN CASSAVETES: WORKS
SHADOWS

TOO LATE BLUES

A CHILD IS WAITING

FACES
HUSBANDS

MINNIE AND MOSKOWITZ

A WOMAN UNDER THE INFLUENCE
THE KILLING OF A CHINESE BOOKIE

OPENING NIGHT
GLORIA LOVE STREAMS

BIG TROUBLE

SHADOWS
CAST: Ben Carruthers, Lelia Goldni, Hugh Hurd / DIRECTOR, WRITTEN: John Cassavetes / CINEMATOGRAPHER: Erich Kollmar / B&W. 60min(1958), 87min(1959)
カサヴェテスの監督第一作、と言うよりもインディーズ・ムービーというジャンルをアンダー・グランドから一般世間に知らしめた記念碑的な映画。即興演出やマンハッタンでのゲリラ・ロケ等の勢いのある製作方法によって新鮮味溢れる作品に仕上がっている。カメラを据え置きにした超ロング・ショットにはその斬新さにドキッとさせらる。ジョナス・メカスが絶賛した58年版と逆に批判された59年決定版がある。


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TOO LATE BLUES
CAST: Bobby Darin, Stella Stevens, Everett Cambers / CINEMATOGRAPHER: Lionel Lindon / DIRECTOR, WRITTEN: John Cassavetes / B&W. 103min. 1961
「アメリカの影」の成功を評価したパラマウント社が低予算の芸術映画シリーズを企画し、カサヴェテスに監督を以来した作品。しかし興行的失敗と評論家の悪評によってシリーズ自体打ち切りとなってしまった。


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A CHILD IS WAITING
CAST: Burt Lancaster, Judy Garland, Gena Rowlands / DIRECTOR: John Cassavetes / B&W. 102min. 1963

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HUSBANDS
CAST: Ben Gazzara, Peter Falk, John Cassavetes / DIRECTOR, WRITTEN: John Cassavetes / CINEMATOGRAPHER: Victor Kemper / 140min. 1970
カサヴェテス作品のメイン・アクター、ベン・ギャザラとピーター・フォーク、そしてカサヴェテス自身が初めて会した作品。共通の友人の死に遭遇し、悲しみのあまり狂ったように遊びまくる40男達の物語。ロンドンのカジノでナンパするあたりからやや説教臭くなるかと思い気や「男って、アホやね」に落ち着く辺りにカサヴェテスの哀愁が漂う。ドラマじゃ。この作品も例によって編集に苦しみ、225分版の1号から一般公開された140分版まで6つものバージョンが存在する。


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MINNIE AND MOSKOWITZ
CAST: Gena Rowlands, Seymour Cassel, John Cassavetes / CINEMATOGRAPHER: Alis Edens, Orthur J. Ornitz, Michael Margulies / DIRECTOR, WRITTEN: John Cassavetes / 115min. 1971
ハズバンズに続くメジャー配給の本作は一見するとカサヴェテス・ファンにはやや食い足りない印象を受ける。なぜならばこの後役者として開花していく主演のジーナとシーモアよりも脇役であるカサヴェテスの方が印象に残ってしまうからだ。カサヴェテスは当時自作品の資金繰りの為か当時としてはハイペースで役者業をこなしており、俳優として油がのりきっていた時期であった。ジーナの美貌もシーモアの濃さも光っているがカサヴェテスがどうにも良すぎる。「フェイシズ」「こわれゆく女」などの流れの中で評価して欲しい作品である。


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A WOMAN UNDER THE INFLUENCE
CAST: Gena Rowlands, Peter Falk, Matthew Cassel / DIRECTOR, WRITTEN: John Cassavetes / CINEMATOGRAPHER: Caleb Deschanel / 146min. 1975

邦題「こわれゆく女」。ジーナ・ローランズのベスト・アクトがこの作品だ。常日頃の家族からの疎外感からある日遂に取乱し、精神病院に入れられてしまう女房の役だが、ある種異常な人間なのに妙な親近感を観客に感じさせる不思議なキャラクターに成っている。いかにもカサヴェテスとのセッションの中から生まれた特殊な人物像でとても惹き付けられる演技である。また、こういった如何にも在りそうな話はカサヴェテスの真骨頂でもある。チャップリンも絶賛したこの映画、芝居の好きな人は必見。


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THE KILLING OF A CHINESE BOOKIE
CAST: Ben Gazzara, Timothy Agoglia Carey, Seymour Cassel / DIRECTOR, WRITTEN: John Cassavetes / CINEMATOGRAPHER: Fred Elmes, Mike Ferris / 135min. 1976
ストリップ劇場の経営者が借金を返済し終えてホッとしたのも束の間、うかれ気分でギャンブルに手を出し、また多額の借金を作ってしまう。借金のカタに殺人を請け負うが現場を見られて逆に命を狙われる羽目に... 間抜けなストーリーとは裏腹なフレデリック・エルムスによるスタイリッシュな映像が光るカサヴェテス初挑戦のハードボイルド映画。のちのグロリアに繋がっていくこの作品は決してハデさは無いが、場末のアウトサイダー達がリアルに描かれていて何故か心に残る。ジョン・ルーリーもタクシー・ドライバーと共にベストにあげている作品。


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OPENING NIGHT
CAST: Gene Rowlands, John Cassavetes, Ben Gazzara / CINEMATOGRAPHER: Al Ruban / DIRECTOR, WRITTEN: John Cassavetes / 144min.(1977), 110min.(1978)

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GLORIA
CAST: Gena Rowlands, Julie Carmen, John Adames / CINEMATOGRAPHER: Fred Schuler / DIRECTOR, WRITTEN: John Cassavetes / 110min. 1980
メジャー会社の製作という事もあって彼の作品の中で最も有名でヒットした映画。やはり他の作品と比べるとコマーシャル色が強いがカサヴェテス・テイストは十分に味わえる。グロリアの行動スタイルを通してカサヴェテスの男気がプンプンと香って来る。殺されかけのオヤジが息子に「他人を信用するなよ」と残された短い時間の中で慌てて人生訓をたれるシーンを筆頭に、緊張感のあるシーンもとても素晴らしい。ニューヨークに行ってもちょっと怖くてうろうろすることの出来ないブロンクスのロケーションが独自のリアリズムで描かれているのも魅力的だ。


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LOVE STREAMS
CAST: Gena Rowlands, John Cassavetes, Seymour Cassel / CINEMATOGRAPHER: Al Ruban / DIRECTOR, WRITTEN: John Cassavetes / 139min. 1984
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BIG TROUBLE
CAST: Peter Falk, Alan Arkin, Robert Stack / CINEMATOGRAPHER: Bill Butler / DIRECTOR: John Cassavetes / WRITTEN: Warren Bogle / 89min. 1986
編集で配給会社とトラブルがありカサヴェテス自身が「俺の映画じゃない」と言い切った作品。よって未見。しかし遺作となってしまった。。。


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CASSAVETES: PROFILE/INTRODUCTION

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