|
|||||
|
|||||
![]()
|
|
||
PERMANENT VACATION | ||
CAST: Richard Boes, Ruth Bolton, Sara Driver / DIRECTOR, WRITTEN, PRODUCER, EDITED: Jim Jarmusch / MUSIC: Jim Jarmusch, John Lurie / DIRECTOR of PHOTOGRAPHY: Tom DiCillo / B&W. 1982 | ||
ニューヨーク大学での卒業製作。コダクロームを使った色にこだわった作品。のちにモノクロームのトーンにこだわっていくジャームッシュのデビュー作としては興味深い。個人的にはイマイチの印象だが主人公がチャーリー・パーカーにあわせて踊るシーンは好きだ。 | ||
★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
||
STRANGER THAN PARADISE | ||
CAST: John Lurie, Eszter Balint, Richard Edson, Cecillia Stark, Danny Rosen, Sara Driver / DIRECTOR of PHOTOGRAPHY: Tom DiCillo / MUSIC: John Lurie / DIRECTOR, WRITTEN, EDITED: Jim Jarmusch / B&W. 1984 | ||
僕の映画人生の中で最も多く観ているベスト・ワン・ムービー。まるでお気に入りのレコードを聴く様に気軽に楽しめるシンプルな映像と何度観ても飽きのこないユーモア・センス、テンポ、これぞカルト映画の鏡だ。ジョン・ルーリーとの出会いも大きい。とにかく大好きな作品なので詳しくは別項で。カンヌ映画祭最優秀新人監督賞受賞作品。 | ||
★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
||
COFFEE AND CIGARETTES | ||
CAST: Roberto Benigni, Steven Wright / DIRECTOR: Jim Jarmusch / 1986 | ||
|
||
★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
||
DOWN BY LAW | ||
CAST: Tom Waits, John Lurie, Roberto Benigni, Nicoletta Braschi, Ellen Barkin / DIRECTOR, WRITTEN: Jim Jarmusch / MUSIC: Tom Waits, John Lurie / DIRECTOR of PHOTOGRAPHY: Robby Muller / EDITED: Melody London / B&W,1986 | ||
ジャームッシュの人気を不動のものにした彼の代表作。ストレンジャー... に続いてキャスティングの良さが光る。特に先日アカデミー賞を受賞したロベルト・ベニーニが最高に笑える。彼との出会いがジャームッシュに芝居を撮る事に対する好奇心を植え付けたと言っても過言ではないだろう。また、淡々としたストーリー展開、不必要なアップの無いカット割りとやさしいトーンのモノクロ画面というジャームッシュ・スタイルが完全に定着したのもこの作品である。トム・ウェイツの主題歌と同様に、コメディなのに何故か深味とスケール感を感じる映画で、作品としての完成度も高い。 | ||
★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
||
MISTERY TRAIN | ||
CAST: Masatoshi Nagase, Youki Kudoh, Screamin' Jay Hawkins, Cinque Lee, Nicoletta Braschi, Elizabeth Bracco, Joe Strummer, Rick Aviles, Steve Buscemi / DIRECTOR of PHOTPGRAPHY: Robby Muller / MUSIC: John Lurie / DIRECTOR, WRITTEN: Jim Jarmusch / EDITED: Melody London / 1989 | ||
同じ一夜に同じホテルの中で起こるエルビスがらみの3つエピソードからなるストーリー。前作のアイデアを膨らませ、次作でそれを結実させるに至ったチャレンジ精神あふれる作品。永瀬正敏の出世作となったこの映画は、ジャームッシュのちゃめっ気と意外な俗っぽさを垣間見ることも出来る。ジョー・ストラマーのズッコケ演技もなかなかのものだ。但しジャームッシュ作品として見た場合、他作と比べるとやや下がる気がする。 | ||
★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
||
COFFEE AND CIGARETTES 2 | ||
CAST: Steve Buscemi, Cinque Lee, Joie Lee / DIRECTOR: Jim Jarmusch / 1989 | ||
... | ||
★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
||
COFFEE AND CIGERETTES 3 | ||
CAST: Iggy Pop, Tom Waits / DIRECTOR: Jim Jarmusch / 1993 | ||
|
||
★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
||
DEAD MAN | ||
CAST: Johnny Depp, John Heart, Robert Mitchum, Gary Farmer, Iggy Pop, Mili Avital / DIRECTOR of PHOTPGRAPHY: Robby Muller / MUSIC: Neil Young / DIRECTOR, WRITTEN: Jim Jarmusch / EDITED: Jay Rabinowitz / B&W 1995 | ||
ジャームッシュがひとつのピーク時に取り組んだアメリカ映画史に残る名作。詩情豊かな美しい画面とニール・ヤングのヘビーなサウンドに合わせて死への旅が綴られる究極のロード・ムービー。喜び、悲しみ、笑い、怒り、感情の全てを練り込んで生きると言う事を表現しつつも少しも臭くならないスタイリッシュな演出はわびさびを感じさせるほど研ぎ澄まされている。ハードに生きる人にこそやさしいそのメッセージ、美学。これほどのスケール感を持った王道監督は現在ハリウッドには居ない。ジョニー・ディップのベスト・アクトであることも挙げておこう。必見。 | ||
★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
||
GHOST DOG | ||
CAST: Forest Whitaker, John Tormey, Cliff Gorman, Henry Silva, Isaach De Bankole / DIRECTOR of PHOTPGRAPHY: Robby Muller / MUSIC: RZA / DIRECTOR, WRITTEN: Jim Jarmusch / EDITED: Jay Rabinowitz / 116min. 1999 | ||
武士道のバイブル「葉隠」を座右の書とする黒人の殺し屋ゴースト・ドッグ。彼の生き様描いた期待作であったが残念ながらジャームッシュ作品としては中途半端なものに成ってしまっている。主人公を狙うマフィア達のコメディ的な描き方はこのテーマには不要だと思うし、主人公も「葉隠」を実践していると言うよりカブレているという感じに僕には写る。何かシニカリズムさえ感じてしまうが、らしくない。ジャームッシュはこういう皮肉を好むタイプでは無いと思うのでテーマを描ききれなかったと判断するしかないし、描ききれるだけの理解が無いと手をつけてはいけないテーマでもある。「葉隠」に感銘を受けたのは分かるが、難解な原本だけでなく三島由紀夫の「葉隠入門」、あるいは隆慶一郎の「死ぬことと見つけたり」を読んで欲しかった。残念。 | ||
★ ★ ★ ★ ★ ★ |
|
||
|
||
![]() |